30代や40代といった「十分な大人」になった時、ふと自分の小ささに嫌気がさすことはありませんか?
「なぜこんなにも思っていた未来とかけ離れてしまったのだろう」若い頃に大嫌いだった「つまらない大人」に自分が今現在なってしまっている。そんな自分に気が付いた時にはもうすでに遅いと普通の人ならば思うはずです。
しかし、実際には30代や40代からでも自分の能力を更に伸ばすこともできますし、大きな成功を手に入れることもできます。
その為に必要なことは、「思考のリミッターを外し潜在意識を変える」ことです。この記事では、そんな「知らず知らずに掛かっている思考のリミッターを外し潜在意識を変える方法」について解説していきたいと思います。
知らず知らず心にリミッターを掛けていませんか?
人は皆、様々な成功体験や失敗体験を繰り返し大人になっていきます。成功体験は自分の能力を更に伸ばし、いつしか「得意」になっていきます。
その逆に失敗体験は潜在意識に刻み込まれ、二度と失敗しないようにリミットが掛かってしまいます。
- 発表会でセリフを飛ばしてしまい、それ以来大勢の前で発表するというシチュエーションが大の苦手になった
- 友達とバク転をして遊んでいたら失敗をして頭から血が出るほどの怪我をして、それ以来運動することが怖くなってしまった
- 先生や親に強く叱られすぎて自分の意見を言うこと自体が怖くなってしまった
- 試験勉強を頑張りすぎて寝不足で倒れた経験があり、それ以来限界近くまで頑張ることができなくなってしまった
などなど、様々な失敗体験は心にリミットを掛けてしまうものです。
しかし、大人になった自分を形成しているそんな過去の成功体験や失敗体験を細かく思い出せる人はほとんどいないはずです。そう、そういった体験のほとんどは、「潜在意識」となっているからです。
潜在意識は、自分で考えて行動することができる「顕在意識」とは違い、その場でコントロールすることができない意識です。ただし、心に掛かるリミッターの原因を論理的に紐解いていき、大人になった自分が改めてその原因と向き合うことができれば、潜在意識を変えることができるのです。
リミッターの原因と向き合い潜在意識を変える
例えば、「自分はなんでこんなにも人前で話すことが苦手なんだろう」とネガティブになっているとします。
通常であれば、「自分はそういう人間なんだ」と何となく諦めてしまうものですが、「なぜそんなリミッターが掛かっているのか」をじっくりと時間を掛けて考えてみるのです。なるべく遠い過去から順に思い出してみましょう。
そうすると、「あ、そういえば小学校の発表会でセリフを飛ばしてしまってから人前で話すのが怖くなったんだ」とリミッターの原因を思い出すことができたりします。そこからは大人になった自分が論理的にその状況を紐解き、原因と向き合うだけです。
「そういえばあの時は悪ガキだったから練習もせずにふざけていたから本番でセリフが飛んじゃったんだっけ」「しっかりと事前練習しなければ上手くいかないのは当然なのに」
このように考えることができれば、「今の自分は事前練習なしで人前で話すなんてことしないからそんな失敗するわけないな」とリミッターを外すことができ、「人前で話すことが苦手」という潜在意識を変えることができるのです。
中には思い出せないリミッターもいくつかあるかもしれませんが、自分の苦手なことと自分の過去を照らし合わせればリミッターの原因をいくつも探し当てることができるはずです。
まとめ
今回は、知らず知らずに掛かっている思考のリミッターを外し潜在意識を変える方法について解説してきました。
大人になるまでの間に起こる様々な失敗によって、心にリミッターが掛かることで負の潜在意識が大きくなってしまいます。
リミッターが掛かっている原因をじっくりと思い出し、大人になった自分がしっかりと向き合うことができれば、そのリミッターを外し潜在意識を変えることは十分に可能なのです。
「自分はつまらない大人になってしまったな」と感じている人は、ぜひ一度自分の過去ともう一度向き合ってみてはいかがでしょうか?